カタログショップ 表面処理等の選択
商品名:鉄 (+)ナベ小ねじP=3




下記の中から表面処理を選択してください。
画像と実際の商品の色とは違う場合があります。
下記表面処理工程は一例ですので、商品によっては工程等が異なる場合があります。
表面処理:生地
表面処理を施していない、素材そのままの状態です。鉄の場合は生地の状態では錆が発生するため、通常は防錆油を塗布しています。また、ねじ業界では材質が鉄で熱処理をして黒色酸化皮膜を形成したものを「生地」という場合があります。また熱処理後に黒色酸化皮膜を除去したあとに、表面処理の黒染めを行う場合があり、黒色酸化皮膜+防錆油塗布のものも「生地」と呼ぶ場合があります。
表面処理:ユニクロ(電気亜鉛メッキ 光沢クロメート処理)
正しくは「光沢クロメート」といいます。電気亜鉛メッキをした後に、クロメート処理しクロメート被膜を持たせ、その後カセイソーダに浸せきします。耐食性は有色クロメートより劣ります。有色クロメートに比べると六価クロムが少なく三価クロムが多いですが、六価クロムを含むことから、RoHS指令に抵触するため、近年は徐々に三価ホワイト・三価クロメートに移行しています。メッキ方法は一例であり、メッキ業者により異なる場合があります。
表面処理:クロメート(電気亜鉛メッキ 有色クロメート処理)
正しくは「有色クロメート」と言います。亜鉛メッキ後、クロメート処理し、クロメート被膜を持たせています。クロメート被膜は黄色または黄褐色に近いほど耐食性がよい。 色の薄いものや緑を多く含んだ色は幾分耐食性が劣ります。六価クロムを含むことから、RoHS指令に抵触するため、近年は徐々に三価ホワイト・三価クロメートに移行しています(クロメートの黄緑色ではありません)。メッキ方法は一例であり、メッキ業者により異なる場合があります。
表面処理:三価ホワイト
六価クロムフリーでユニクロメッキの代替品として開発された環境対応表面処理の防錆皮膜。塩水噴霧試験でユニクロよりも耐食性に優れている。ユニクロメッキから置き換えられつつあります。正式には「三価クロム化成処理」といいます。市場では「三価クロメート」「三価ユニクロ」「三価ホワイト」等の呼び方があり、いずれも三価クロム化成処理のことです。従来の「ユニクロ」からの置き換えですが、厳密に言うと耐食性が異なる場合がありますので、耐食性が必要な場面に使用する場合には、十分な検討が必要です。
表面処理:三価ブラック
六価クロムフリーで黒色クロメートの代替品として開発された環境対応表面処理の防錆皮膜です。正式には「三価クロム化成処理」といいます。従来のクロメート処理に加えてトップコート処理が必要。塩水噴霧試験で黒色クロメートと同等以上の耐食性が得られます。
表面処理:ニッケルメッキ
装飾用に広く用いられるメッキで、キラキラ輝く光沢を持ちます。しかし、電気亜鉛メッキ+クロメート処理程の防錆力はありません。付き回りを上げる目的で、下地に銅メッキや下地用ニッケルメッキを貼り、その上に光沢剤入りのニッケルメッキを貼ります。
表面処理:クロムメッキ
下地にニッケルメッキをし、その上にクロムメッキをします。下地となるニッケルメッキの耐食性の欠陥をクロムの被覆がカバーします。美観性が高く大気中ではほとんど変色せず、長期の装飾性の維持が可能です。硬度が高く耐摩耗性も良好です。正しくはクロム3号メッキ。
表面処理:GB(茶ブロンズ)
いわゆるGBメッキ。Gはジャーマン、Bはブロンズの略だとか。鉄の場合、下地に銅メッキを貼ったあと特殊な薬品で色付け研磨をします。
表面処理:三価カラーメッキ・赤色
電気亜鉛メッキ後、三価クロメート皮膜を貼り、その後に薄いアルカリで表面を少しはがし、染料で染めこんで色付けしています。
表面処理:三価カラーメッキ・緑色
電気亜鉛メッキ後、三価クロメート皮膜を貼り、その後に薄いアルカリで表面を少しはがし、染料で染めこんで色付けしています。
表面処理:三価カラーメッキ・紺色
電気亜鉛メッキ後、三価クロメート皮膜を貼り、その後に薄いアルカリで表面を少しはがし、染料で染めこんで色付けしています。
表面処理:BC(黒色クロメート)
電気亜鉛メッキ後、硝酸銀などの混じった溶液でクロメート処理します。酢酸系とリン酸系の2タイプあり、酢酸系は仕上りは綺麗だが耐食性が悪い。リン酸系は耐食性はあるが、色が悪い。酢酸とリン酸をまぜる場合もある。耐食性は有色クロメートより劣ります。六価クロムを含むことから、RoHS指令に抵触するため、近年は徐々に三価ブラックに移行しています。メッキ方法は一例であり、メッキ業者により異なる場合があります。
表面処理:パーカー(黒染め)
「黒染め」および「パーカーライジング」の総称です。「パーカー」として、弊社が販売しているものは「黒染め」の方です。「黒染め」は四三酸化被膜でより色が黒色です。べたつきがあり、防錆力はありません。
表面処理:ダクロタイズド
主成分の亜鉛とクエン酸を含んだ処理液をつけて塗装した後、加熱し素地に焼き付ける。電気亜鉛メッキと比べて耐食性はもちろん耐熱性にも優れている。また、工程中に酸を使わないので水素脆性の心配がない。グレー色。メッキ厚が厚いのでめねじのオーバータップが必要。
表面処理:グリーンクロメート
亜鉛メッキ後、クロメート処理し、クロメート被膜を持たせています。深みのある緑色です。クロメート被膜の中では最も耐食性に優れていますが、六価クロムを含むことから、RoHS指令に抵触するため、近年は徐々に三価ホワイト・三価クロメートに移行しています。
表面処理:スズコバルト
スズとコバルトの合金被膜です。クロムメッキの色合いに近く代用として利用されます。クロムメッキよりやや光沢がなく耐食も少し劣ります。しかし、付き回りが優れているためクロムメッキよりはるかに量産が可能です。
表面処理:黒ニッケル
ニッケルメッキの上に黒色の亜鉛-ニッケルの合金メッキを薄く付けます。このままでは変色しやすいので、さらにニス止めして変色を防止します。耐食性はニッケルメッキと同等程度です。
表面処理:銅下ニッケル
ニッケルメッキの下地に銅メッキを施すもの。ニッケルメッキの付きがよくなり、耐食性も向上します。
表面処理:ラフレ
クロムフリー環境対応、超薄膜、高耐食性を基本コンセプトとして開発した防錆処理技術です。亜鉛、錫およびアルミニウムの3種類の金属を含有する密着性に優れた無機系皮膜で、合金メッキのような耐食性に富んだ強靭な皮膜で素地を保護します。メッキ厚は5ミクロン程度。塗装系薄膜ノンクロム高耐食品です。
表面処理:ディスゴ(ラスパート処理の代替品)
高張力ボルトなどの水素脆性による遅れ破壊が生じては困る鉄鋼製品のために開発したクロムフリーの高耐食性表面処理技術。鱗片状亜鉛を主成分とするベース塗料と、有機(エポキシ)または無機(珪酸塩)の樹脂を主成分とするトップ塗料を加熱処理でつけます。塗装系のノンクロム高耐食品です。
表面処理:ジオメット(ダクロタイズド処理の代替品)
環境負荷物質である6価クロムを含有していません。金属フレークが層状に重なり特殊無機バインダーにより結合された金属防錆処理です。耐熱耐食性に優れ、水素脆性の心配がない塗装系のノンクロム高耐食品です。
表面処理:三価ステンコート
亜鉛-ニッケル合金メッキであるジンロイを下地に三価クロムクロメート処理を施し、その上に無色透明の防錆コーティング剤であるKコートを
施したものです。鉄素地にステンレス色の外観とステンレス(SUS410)と同等以上の高耐食性が得られます。六価クロムを含むステンコートの代替品です。
表面処理:ステンめっき
高耐食合金めっきで、鉄素材にステンレス色の外観とステンレス同等の耐食性を付加させる表面処理です。ステンレスと比較してリーズナブルです。SUS410に処理を施すことでステンレス本来の能力が向上します。
表面処理:ストロンジンク
亜鉛-鉄の合金メッキで耐食性は亜鉛メッキの3倍以上です。需要が多いのは黒色です。ストロンジンクの耐食性は規格はJIS D 0201で規格化されています。
表面処理:ノンクロムホワイト
六価・三価クロムを全く含まないこれからの時代に採用される完全環境対応表面処理です。傷がついても自己修復作用があり、有色クロメート、黒色クロメートと同等の耐食性を有します。環境調査の煩わしさから解放され環境保全に協力できます。
表面処理:ノンクロムブラック
六価・三価クロムを全く含みません。人と環境にやさしい防錆処理を行っています。傷が付いても自己修復作用があり、有色クロメートと同等の耐食性を持ちます。環境調査の煩わしさから解放され環境保全に協力できます。ノンクロムブラックの色調は黒色。
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☆ねじに使用される表面処理については下記ページにも掲載しています。ご参照ください。
〇表面処理
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