ドリルアウト
ドリル兼用抜出工具
ドリル動作
刃先
Drill-Outは、自動致心式ウィンスロー刃先を使用しており、硬いぎざぎざの断面でも刃先が動きません。ボルトの排除のためにはボルトの中心を穿孔することが非常に重要となるため、Drill-Outはこの方式を採用しています。

中心点を探す
Drill-Outを用いてボルトの中心を探すには、ドリルを前後に動かします。
ドリル深さ
中心点が見つかったら、そこから動かないように注意します。Drill-Outの刃先は釣鐘状になっており、ドリル作業中を通じて確実に中心点を捕捉しておくことができるようになっています。図の通り、中心に戻るようドリルを振って中心を捉えます。ちょうど棒の先にボールを取り付けてあるのと同じで、開けたドリル穴を支店にして動かすことができます。一般のドリルでこれを行おうとすると刃が折れます。
ドリルで穴をあける
当製品はグレード8ないし10.9までの金属に穿孔できるようになっています。したがって、一般的に使用されているほとんどのボルトに対して使用できます。刃先は非常に耐久性が高く、8~12回の再使用が可能になっています。より硬度の低いボルトであれば15回以上の再使用も可能です。
電動ドリルの回転方向は逆回転
Drill-Outは逆回転、すなわち反時計回りで使用するようになっています。穿孔および抜き出しの両方を逆回転で行います。標準的なボルトはこれで除去できます。当製品は標準的な右回しのネジやボルトにのみ対応しており、現在のところ左ネジには対応しておりませんのでご了承ください。

抜出し動作
電動ドリルの回転力
Drill-Outはドリルの回転力を利用してボルトを抜き出します。抜出し動作過程を通じて、ドリルは逆回転を保ちます。他の工具やレンチは必要ありません。エクストラクター(抜出し工具)部は、標準タイプのDrill-Outではドリル部と連動しています。マイクロ・タイプではドリル部の反対側についていますので、抜出し動作の際、刃先を逆さに付け替える必要があります。
ボルトの捕捉
ドリルを逆回転に保ったまま、ドリルであけた穴にエキストラクターを当てるとボルトを捕捉し、逆回転の力によってドリル側に引き寄せます。エキストラクターがボルト内面に接触すると拡張し、ボルトをロックします。

くさび効果
従来の抜出し工具は、ちょうど木材を割るためにくさびを打込むのと同じようにボルトに打込まれます。このため、ボルトは割れ、基材の中で膨張してしまいます。このため抜出しがかえって難しくなり、ボルトの中で工具が折れてしまうことすらよく起こります。Drill-Outは、切り込みを浅くしてユニークなフレックス動作を用いることでボルトの膨張を最小限に抑えます。この画期的な方式により従来方式では不可能だった高い成功率が得られるようになりました。
同一平面折れ防止設計
Drill-Outは、正しい使い方をすればボルト面と同一平面で折れることが無いよう設計されています。抜出しが不可能なボルトに対して使用すると、電動ドリルが停止するようになっています。まれに、そのような時にひねったりこじたりすると折れることがありますが、そのような場合でも折れるのはエキストラクター部より上であることがほとんどなので、折れた部品はボルトから取り出すことができます。
再使用可能
エキストラクターがボルトを捕捉して抜出した後、ボルトはエキストラクターから取り出せます。したがって、何度も再使用が可能となります。
●お問い合わせ
お問い合わせは、下記にご連絡いただくか、お問い合わせフォームからお願いいたします。
住所: 525-0054 滋賀県草津市東矢倉1丁目1-17
株式会社 山 崎
TEL: 077-563-3388
FAX: 077-564-1577
EMAIL: info@ymzcorp.co.jp
この商品は廃番になりました。
ドリル本体は頑丈で使いやすく見えやすい短太設計
ぶれや逸脱のない自動致心式刃先
左回し刃先(ドリルは逆回転設定)
非常に浅いドリル深さ=6から12ミリ
標準規格およびメートル法規格に対応
グレード8ないし10.9クラスまでドリル可能
ボルトに予め熱を持たせるため抜き出しが容易
ドリルの動力を利用して抜き出し
単体もしくはセットにて購入可能