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ノルトロックワッシャー

 ノルトロックワッシャーを使えば、誰でも簡単に過酷な振動や衝撃に晒されるボルト締結体を緩みから物理的に保護することができます。

 ノルトロック内側のクサビ形状のカム角度がネジリード角より大きくデザインされており、また外側には食い付きをよくするため、放射状のリブを設けてあります。ワッシャーは二枚一組で使用され、カムの面が内側で合わさるようにセットします。

 鉄製、ステンレス製のノルトロックワッシャーのご購入はこちらまでお願いいたします。254SMOについては、お問い合わせください。

激しい振動下でも安全で確実、最高の締付力を保証します。

 ノルトロックは内側にクサビ状のカム、外側には放射状のリブが施された二枚一組のワッシャーで、摩擦ではなく張力を使うユニークな方法でワークを確実に固定します。またドイツの規格(DIN25201)にもパスしています。

 カムの角度(α)はボルトのネジリード角(β)より大きく設定されております。ボルトが緩もうとすると一方のワッシャーのカムが他方のカムを押し上げて離れようとする力が働きますが、クサビ効果のためネジピッチ以上離れません。さらに、ボルトが緩まないばかりかクサビ効果ゆえにボルトの張力が増加し、ボルトのセルフロックになっています。さらに外側両面には放射状のリブが刻まれており、ボルト座面やナット面への食いつきをよくしています。(従来の座金及びスプリングワッシャーなどは除外してご使用願います)

ノルトロックワッシャーの原理図

締付

 トルクガイドラインを目安に、トルクレンチ等の一般的な工具で締め付けてください。その他の強度区分のボルトを使用する場合のトルクガイドラインは、お問い合わせください。

解除

 ノルトロックワッシャーを取り付けたボルト締結体の解除は締結作業同様に簡単です。ノルトロックワッシャーは摩擦ではなく軸力を利用した緩み止め機構をもつため、解除時のトルクは軸力トルク以下となるよう設計されています。そのため、ノルトロックの緩み止め機能の検証は戻しトルク測定では行えません。

再使用

 グレード8.8のボルト/ナットとノルトロックワッシャーの例では、再使用時に潤滑油を付けるだけで数回まで使用できます。ステンレスの場合には再使用はお勧めできません。また超高温(300度以上)や超低温下(マイナス20度以下)で使用された場合には、標準、ステンレスとも再使用は避けるようにしてください。

ユンカー振動テスト

 振動時におけるボルトの締め付けの安定性を調べる方法としてユンカー方式振動試験があります。このユンカー方式とは締め付け力をニードルベアリングで支えられた鉄板から放射状に振動の影響を受けているボルトを緩みゲージで測定する方法です。ノルトロックワッシャー装着の標準ナットは他のナイロンナットなどより優れた締め付けが得られます。一般のボルトは振動によって締め付け力が低下しますが、ノルトロックワッシャーを使用して締め付けた場合、締め付け力の低下はほとんどなく、その低下も主にねじ山の摩耗によるものです。たとえ緩く締め付けた時でもノルトロックワッシャーを使用すればボルトは完全に固定されます。

ユンカー振動試験

長穴や軟らかい締め付け材

 軟らかい締め付け材の場合、できるだけ接着する面を大きくするために幅広ノルトロックワッシャーとフランジナットを合わせて使用することをお勧めします。軟らかい締め付け材で接着面が小さい場合には、あらかじめリブの食い込み度合いを調べることをお勧めします。

長穴での振動試験

塗装された締付け材の場合

 塗装された締め付け材にノルトロックワッシャーを使用した場合、塗装が厚かったり軟らかい塗装の場合にはすべることがあります。また硬い塗装の場合でもボルトとワッシャーの間、ナットとワッシャーの間ですべる可能性があります。しかし、どちらのケースでも、カムとカムとの間の摩擦は外側の放射状のリブより低くなるように設計されていますので、締め付けは完全に行われ、全く問題はありません。

塗装された締め付け材の振動試験

検査機関でのテスト

 ドイツの権威ある検査機関TUVでの検査報告#375-1300-91によると、200万サイクルでの振動テスト後でも張力は維持されていました。これはノルトロックワッシャーが過酷なテスト後でも安全に使用できることを証明しています。ノルトロック社は安全性やトルク値等、いかなる質問にも迅速に対応します。詳細はお問い合わせください。

ノルトロックワッシャーの材質

 標準品として、鉄製、ステンレス製、254SMO製があります。

・鉄製:EN1.7182または相当品から製造。表面処理はデルタプロテクト(亜鉛フレークコーティング)、焼入れ処理品

・ステンレス製:EN1.4404(ANSI316L)または相当品から製造。表面焼入れ処理品

・254SMO製:EN1.4547または相当品から製造。表面焼入れ処理品

○デルタプロテクトとは

 独ドーケン社が開発した電気方式でない亜鉛薄片コーティングの被膜塗装で、地球環境に厳しい欧州規格:EU200/53/EGに適応しており、水素破壊の危険性がない。防錆性にも非常に優れ、ドイツ規格:DIN50021に準じて塩水噴霧試験600~900時間に耐える表面処理品です。

ノルトロックワッシャーの材質/タイプ表
適用項目 鉄製ワッシャー ステンレスワッシャー 254SMOワッシャー
材質 EN1.7182または相当品 EN1.4404または相当品 EN1.4547または相当品
適用例 スチール全般 ステンレス全般。非塩化物/非酸性環境 海水環境への適用。ポンプ、塩化物環境への適用、熱交換機、原子力、ろ過器、食品加工、医療機器
適用ボルトサイズ M3-M130 M3-M80 M3-M39
ワッシャータイプ 標準外径タイプ(NL3-NL130)
幅広外径(SP)タイプ(NL3.5sp-NL36sp)
標準外径タイプ(NL3ss-NL80ss)
幅広外径(SP)タイプ(NL3.5spss-NL30spss)
標準外径タイプ(NL3ss-254-NL39ss-254)
幅広外径(SP)タイプ(NL3.5spss-254-NL27spss-254)
処理/表面処理 浸炭焼入れ
デルタプロテクトのベースコート(KL100)およびトップコート(VH302GZ)
表面焼入れ 表面焼入れ
ワッシャー硬度 ≧465HV1 ≧520HV0.05 ≧600HV0.05
耐腐食性 600時間以上の塩水噴霧試験(ISO9227に準ずる) PRE値27 PRE値45
使用可能ボルト強度区分 12.9まで A4-80まで A4-80まで
使用温度範囲 -50℃~200℃ -160℃~500℃ -160℃~500℃

注意:締め付け物の表面の硬度に関しては、ノルトロックの硬度より硬いものにはご使用を避けるようにしてください。

ノルトロックワッシャーの使用方法と注意点

タップ穴 貫通穴 座繰り穴 スタッドボルト 長穴、大きな下穴 軟らかい相手材
ノルトロックワッシャーの使用方法。タップ穴 ノルトロックワッシャーの使用方法。貫通穴 ノルトロックワッシャーの使用方法。座繰り穴 ノルトロックワッシャーの使用方法。スタッドボルト ノルトロックワッシャーの使用方法。長穴、大きな下穴 ノルトロックワッシャーの使用方法。軟らかい相手材
ボルト軸に通してそのまま締め付けてください。 ボルト側・ナット側双方にご使用ください。片方だけでは緩み止め効果が得られません。 ワッシャー外径がボルト頭より大きい場合があります。事前に寸法表をご確認ください。 接着剤を使うことなくタップ穴同様にご使用できます。 接地面積をより広く確保するため、幅広タイプの使用を推奨いたします。 単位面積当たりの圧力を低減して陥没に配慮するため、幅広タイプを推奨いたします。

◎下記のような設計でのご使用は避けてください。

・平座金・スプリングワッシャー等、他の座金との併用

・相手材が焼き入れ等により、ノルトロックワッシャーより固い場合

・相手材が非常に柔らかい場合(木材・プラスチック等)

・膜厚の厚い塗装面など相手材が陥没、または大きくなじむ場合

・被締結材間やボルト/ナットとの間が、ベアリングのように滑る前提の場合

・中間留め等で軸力が発生しない場合

ご検討中の使用箇所にご懸念がある場合は、ご相談ください。

ノルトロックワッシャーの非推奨の使用例

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