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ノルトロック


ノルトロック内側のクサビ形状のカム角度がネジリード角より大きくデザインされており、また外側には食い付きをよくするため、放射状のリブを設けてあります。ワッシャーは二枚一組で使用され、カムの面が内側で合わさるようにセットします。

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激しい振動下でも安全で確実、最高の締付力を保証します。

ノルトロックは内側にクサビ状のカム、外側には放射状のリブが施された二枚一組のワッシャーで、摩擦ではなく張力を使うユニークな方法でワークを確実に固定します。またドイツの規格(DIN25201)にもパスしています。
カムの角度(α)はボルトのネジリード角(β)より大きく設定されております。ボルトが緩もうとすると一方のワッシャーのカムが他方のカムを押し上げて離れようとする力が働きますが、クサビ効果のためネジピッチ以上離れません。さらに、ボルトが緩まないばかりかクサビ効果ゆえにボルトの張力が増加し、ボルトのセルフロックになっています。さらに外側両面には放射状のリブが刻まれており、ボルト座面やナット面への食いつきをよくしています。(従来の座金及びスプリングワッシャーなどは除外してご使用願います)


締付テスト
締付が完全かどうか確認する簡単なテストはボルトかナットを締めたり、緩めたりして調べます。一度締め付けて緩めた時にカチッという音がすれば確実に締め付けがされていた事の証明です。締め付け力は緩める時のトルク値では判断できません。なぜなら、緩める時にカムとカムの間で起こる摩擦力は実際の締め付け力より低いからです。また、緩める時のトルクは締め付け時のトルクより小さくなっています。

温度
ノルトロックワッシャーの耐え得る温度はボルト、ナットのそれぞれの材質と同じでSC材ではセ氏200度で劣化が始まり、ステンレス材では500度で劣化が始まります。また、緩める時のトルクは締め付け時のトルクより小さくなっています。

角度が異なっているというのがノルトロックワッシャーの工夫を凝らした点なのです。下のイラストはナットが緩もうとするときの現象を表しています。一対のワッシャーはボルトねじ角度以上に拡がろうとしますが、ワッシャーのクサビ角度(α)がボルトねじ角度(β)より大きく設計されていますので、ワッシャーは回転せず、ねじ部分の戻り回転が起こりませんので、効果的にロックされます。


ノルトロックは締め付け力(ボルトの張力)を最高のレベルで維持し、締め付け力の低下はほとんどありません。
ヤンカー振動テスト
振動時におけるボルトの締め付けの安定性を調べる方法としてヤンカー方式振動試験があります。このヤンカー方式とは締め付け力をニードルベアリングで支えられた鉄板から放射状に振動の影響を受けているボルトを緩みゲージで測定する方法です。ノルトロック装着の標準ナットは他のナイロンナットなどより優れた締め付けが得られます。一般のボルトは振動によって締め付け力が低下しますが、ノルトロックを使用して締め付けた場合、締め付け力の低下はほとんどなく、その低下も主にねじ山の摩耗によるものです。たとえ緩く締め付けた時でもノルトロックを使用すればボルトは完全に固定されます。

長穴や軟らかい締め付け材
軟らかい締め付け材の場合、できるだけ接着する面を大きくするために幅広ノルトロックとフランジナットを合わせて使用することをお勧めします。軟らかい締め付け材で接着面が小さい場合には、あらかじめリブの食い込み度合いを調べることをお勧めします。

塗装された締付け材の場合
塗装された締め付け材にノルトロックを使用した場合、塗装が厚かったり軟らかい塗装の場合にはすべることがあります。また硬い塗装の場合でもボルトとワッシャーの間、ナットとワッシャーの間ですべる可能性があります。しかし、どちらのケースでも、カムとカムとの間の摩擦は外側の放射状のリブより低くなるように設計されていますので、締め付けは完全に行われ、全く問題はありません。

再使用
締め付け時には絶えずワッシャーとボルト/ナットがお互いにこすられます。また緩める時にはカムとカムがこすられますが、摩擦は他社の類似品と比べるとほとんどありません。
グレード8.8のボルト/ナットとノルトロックの例では、再使用時に潤滑油を付けるだけで数回まで使用できます。ステンレスの場合には再使用はお勧めできません。また超高温(300度以上)や超低温下(マイナス20度以下)で使用された場合には、標準、ステンレスとも再使用は避けるようにしてください。

検査機関でのテスト
ドイツの権威ある検査機関TUVでの検査報告#375-1300-91によると、200万サイクルでの振動テスト後でも張力は維持されていました。これはノルトロックが過酷なテスト後でも安全に使用できることを証明しています。ノルトロック社は安全性やトルク値等、いかなる質問にも迅速に対応します。それぞれの代理店を通じてお問い合わせください。

デルタプロテクト品=クロムフリー
独ドーケン社が開発しました電気方式でない亜鉛薄片コーティングの被膜塗装で、地球環境に厳しい欧州規格:EU200/53/EGに適応しており、水素破壊の危険性がない。防錆性にも非常に優れ、ドイツ規格:DIN50021に準じて塩水噴霧試験600〜900時間に耐える表面処理品です。

硬さ
材料 サイズ クロメートメッキ品 デルタプロテクト品 表面処理無し
SC焼入れ材 NL3-NL42 HRA75+-4%(HRC48) HRA72+-4%(HRC45)
NL45-NL130 HRA72+-4%(HRC45)
ステンレス材 NL3SS-NL80SS HV0.05>520
(HRC51)

注意:締め付け物の表面の硬度に関しては、ノルトロックの硬度より硬いものにはご使用を避けるようにしてください。